MW10 HiKARI(以後、MW10 と呼称)を実際に購入してこれまで約 3 ヶ月間使用してきました。その中で MW10 が登場する前と後で私の生活に対する見方や考え方にも若干の変化がありましたので、その経験を第一回目の体験談として皆さんにお話したいと思います。
先に本稿で私が伝えたいことをお示しします。
1. 発売当初と今とでは MW10 に対する見方が変わった。
2. 懐中電灯を使用していた場所ではその役割が MW10 に引き継がれた。
3. 暗い場所での行動に少し自信が持てるようになった。
冒頭の「1.」についてお話します。私が MW10 を受け取ったのは今年の 5 月のことです。もちろん事前にテストして必要性を感じたので購入したわけなのですが、購入前から気になっていたことがあります。それは肉眼で見る風景と MW10 のカメラ映像には埋まることのない差があって身動きがとりづらいことです。
しかし、3 ヶ月間も毎日のように使用していると、MW10 のカメラ映像に慣れてきて、歩行する程度の移動スピードであれば普通に見えている昼間に近い感覚で行動できるようになりました。
上記の経験から、もし体験会での使用や事前のテストで MW10 を試したものの、見づらくてとても使えるものではないと判断したならそれは早合点です。数ヶ月使用すれば慣れるはずで、その上で MW10 の有用性は評価するべきですね。
「2.」と「3.」は変化した私生活のことを言っています。
私の生活スタイルだと、最も頻繁に MW10 を使用する場面は会社から自宅までの約 15 分間です。もちろん自宅近くのコンビニや自販機に行く時にも MW10 を使用しています。
MW10 が登場する以前まで、夜間の歩行時には大抵懐中電灯を使用していましたが、MW10 だと明るく見える範囲が懐中電灯の数倍にも広がるため格段に見やすくなり、今ではもう懐中電灯を使用することは滅多にありあせん。
ここで耳寄り情報です。実は MW10 を装着して懐中電灯で辺りを照らすとさらに明るく見えます。それはもう驚嘆するレベルです。そのため、MW10 + 懐中電灯だと行動がもっと楽になりますが、私の場合、MW10 の明るさで十分なので懐中電灯を使用することは殆どありません。
もう一つの変化「3.」はある意味精神論なので理解しづらいかもしれませんが、簡単に言うと MW10 があれば怖かった場所にも積極的に訪れることができて、生活の質が向上した気になることです。
薄暗い飲食店は明るさを心配して入店するのに躊躇することがありますし、また飲み会や友人たちとの会食で入らざるを得ない場面があります。その時でも MW10 があれば座席や周辺の人、店内の構造を大体把握できるためハードルが下がった気分になります。MW10 が無かった頃よりも楽に入店できるようになるので、それが行動範囲の拡大に繋がり、結果的に体験出来ることが増えます。このプロセスを踏むことで生活がより豊かになったと実感するのです。
MW10 の魅力や価値というのは物理的に物や風景が見えるようになるだけでなく、その体験がもたらす一度しかない人生へのプラス要素もあるはずだと考えています。
以上が本稿の主要な内容です。しかし注意して欲しいことがあります。それは本稿で述べたことの全てはあくまでも筆者の主観にしか過ぎず、また、視力は人によって異なるため、他の方にも同じ効果がもたらされるというわけではありません。
だからこそ私以外の MW10 ユーザーさんにも MW Portal を通じてご自身の体験談を発信していただきたいのです。モデルケースが増えれば増えるほど夜盲症を持つ方の参考になりますので、もし体験談の発信に興味があるならメールをください。