当サイトの編集長(筆者)には生まれつき夜盲症があって MW10 HiKARI(以後、MW10 と呼称)を使うようになってようやく自分の視界で見られるようになったモノを沢山発見しました。本稿からそういっt MW10 を使ったからこそ初めて経験することのできた視聴体験をシリーズでお送りしようと思います。第一回目は「月以外の星が見えたこと」です。
夜盲症の人に「夜空の光景は?」と聞くと多くの方が「月や都市部上空が明るいことは大体見えるけど、それ以外は真っ暗に近い」と答えると思います。筆者も肉眼だとこのような見え方です。しかし、晴眼者の眼には月だけでなく、夜空の雲の様子や月以外の星たちも映ります。また、満月の夜だと月の反射光で夜の風景が普段よりも明るく見えるそうですね。
時々、「今日の星空は綺麗だね〜」という晴眼者たちの何気ない会話を耳にすることがあるでしょう。しかしそれを聞いた私はいつも心の中で「うーん、自分は何も見えないんだけどね(^^;」とつぶやいていました。
そこで MW10 を着用して晴れた夜空を見上げると・・・、「えっ!? あっちにもこっちにも星があるじゃん」と月以外に様々な星が輝いていることを知ったのです。これなら晴眼者たちと「あそこに星がある」や「あれは何座かな?」という会話ができます。
こんな普段の何気ない夜空の光景であっても MW10 があればコミュニケーションの幅が広がり、結果的にそれが良い人間関係を築くのに貢献したり、生活の質の向上に繋がるのではないかと筆者は考えています。そこに価値を見い出せば MW10 の高すぎる値段も少しは許せませんか?