MW10 を購入する際には「インナーグラス」の有無を選択することができます。インナーグラスとは一体何なのでしょうか。
インナーグラスは MW10 用の矯正メガネのことで、MW10 のディスプレイ前に組み込まれます。メガネユーザーの方ならメガネの「ツル」部分を持たない矯正メガネだと思えば認識は合っていますよ。機能そのものも矯正メガネと大して変わりません。


MW10 は裸眼やコンタクトの方でも、メガネユーザーの方でも使用できる設計なので、メガネを使用しない方ならインナーグラスは不要でしょう。悩むのはメガネユーザーさんです。
メガネユーザーの選択肢としては、メガネの上から MW10 を装着する、インナーグラスを作り MW10 を使用する間はメガネを外すの 2 通りです。
インナーグラス有りのほうがメガネを二重にかけることがないのでメガネがずれることがありません。そのため、一般的にはインナーグラス付きがおすすめです。しかし、MW10 を使用するたびに今かけているメガネを外すことになる他、インナーグラスは MW10 にネジ止めされており、取り外すには精密ドライバーが必要になります。
もう一つ重要なことは鼻パッドです。MW10 の鼻パッドは、インナーグラス付きモデルと無しモデルとでは大きさが異なり、一度注文すると通常は交換できません(メーカーに依頼すれば交換してくれるかもしれません)。そのため基本的には注文した時の鼻パッドで使用するしかありません。
ここまで述べたように、インナーグラスを作ると見方によってはいくつかの制約が生まれますので、メガネユーザーの方は慎重にその有無を考えたほうが良いでしょう。筆者はインナーグラス付きで注文しましたが、メガネ越しとインナーグラス付きで見え方が大きく変わるわけではなかったので、やっぱりインナーグラスは無しにすれば良かったと思っています。
インナーグラスの必要性を見極める方法として一日の中でどのくらい MW10 を使うのかを基準にすると良いと思います。常に MW10 を着用しているようなヘビーユーザーだとインナーグラスはあったほうが良いでしょう。一方で通勤・通学の間だけ等、短時間しか使用しないのであればインナーグラスは無くても困らないので無しでも構わないと思います。
ちなみに、インナーグラスの価格は店舗等によって変動しますが、概ね 15,000 ~ 20,000 円で作れると思えば良いでしょう。