11 月 1 日に HOYA が出した MW10 HiKARI 全国発売のプレスリリースに目を通していた中で、そこに記載されていた「地域限定で試験発売」というフレーズに少し違和感を覚えたので、本稿ではこの言い回しの問題点を指摘したいと思います。
MW10 が発表されたのは昨年の 9 月 22 日で、この時出されたリリース文に発売時期は「2017 年内に発売予定」としか記載されていません。実際に発売されたのは 2018 年 4 月下旬(厳密には 24 日以降に入荷予定)でしたが、この時はそもそも発売をアナウンスするリリース文は出されていません。そして 11 月 1 日の「全国発売」が発表されたのです。
少なくとも筆者は MW10 を購入する以前に 4 月の発売が「試験発売」だったとは一切聞かされておらず、11 月 1 日のプレスリリースを見た時にその事実を初めて知りました。
HOYA が 4 月の発売を「試験発売」としたのは内部的な話であって、正しくは「地域限定の先行発売」という意味であることは十分理解しています。
しかしながら、後になって「試験発売でした」と聞かされると、どのように感じるでしょうか。購入者は筆者だけではなく他にもおり、その方々が「そんの知らされていない、じゃあ物まで違うの?」と誤解してしまうかもしれません。4 月から 11 月の間に購入したユーザーには何らかの形で釈明するべきでしょう。またはリリース文を訂正するかです。
今回のことは単純な「言葉の綾」という釈明で済む話だと思っていますが、購入者全員がそのように受け止めるわけではなく、重要なことは今回の様なことで声を挙げる人が皆無に等しいことです。声を挙げたくても挙げられないと言う方の気持ちを代弁するつもりで敢えて本稿でこの話題に触れました。