夜盲症を患うと夜道が暗すぎて賑やかな繁華街を歩いているのに周りの様子が殆ど分からず人にぶつからないように歩くことに専念してしまい、楽しいはずの街歩きなのに意識を集中させすぎて気疲れてしまうことが殆どです。

こうした体験は夜盲症の人なら「あるある」に分類されることだと言え、「夜の繁華街を普通に歩く」ことを望んでいる患者さんはとても多いと思います。
先日、筆者は福岡市の西新を歩いてきました。西新の商店街近辺は夜でも人で溢れており普通なら絶対に訪れる場所ではないのですが、MW10 は辺りを裸眼の時より数倍明るく見せてくれるので、上の写真のようにお店や道路の形、行き交う人の様子がハッキリと見えました。

MW10はカメラを活用した製品なのでネオンや照明が煌々としている繁華街では光が強すぎて逆に見づらいこともありますが、見えないよりも見えたほうがいいと筆者は思っています。
また、夜道では MW10 の広角レンズを使用すると標準レンズよりも広い範囲が目に映るので夜道での使用に適しています。
MW10が有るのと無いのとでは夜道の見え方ですら一変します。こうした「普通に見える」体験は夜盲症を背負っている人々にとって明るい未来を見せてくれます。これはいつも筆者が強調している MW10 に秘められたプライスレスの価値です。