MW10 HiKARI(以後、MW10 と呼称)は世にも珍しい製品なので、まだ情報が殆どなく故障かな?と思う現象が生じてもどう対処すれば良いのか分かりません。そこで本ページでは MW10 が故障したと思ってしまう現象についてその理由や対処法をご説明します。
■ 朝起きて使おうと思ったら電源が入らない
バッテリーは充電されていますか? コントローラー上の電源ボタンを一回押してインジケーター(コントローラー下のバッテリー残量表示 LED)に赤や緑が何も点灯しなければバッテリー切れの可能性があります。まず充電しましょう。少なくとも緑の LED が一つ点灯するまで充電してください。
それでも電源が入らない場合、コントローラーの電源ボタンを長押してしばらく待ってみてください。というのも、バッテリー切れのために MW10 の電源が強制的に切れた後の起動には通常よりも長い時間を要します。これは安全に MW10 を起動させるための処理に余計な時間がかかっているためで、製品の仕様です。決して故障ではありません。この時起動には 2~3 分もかかる場合があります。
実はこのようなバッテリー切れによる強制終了はよくあることです。MW10 のディスプレイはユーザーの利便性を優先して常時点灯の設定となっています。つまり MW10 を使い終わって充電もせずに放置しておくと数時間後にはバッテリーが切れてしまいます。そして朝起きて MW10 を使おうと思ったら電源が入らない、というトラブルと思われる事態になります。
MW10 を使わない時になるべくスリープ状態にしましょう。
■ いつの間にか映像の色合いが変わっていた
おそらく MW10 の色調を知らずうちに変更している可能性があります。MW10 には色調モードという機能があり、通常は見たままのフルカラーモードですが、コントローラー上の「標準」ボタンを長く押すと別の色調モードに切り替わります。
もし映像がモノクロだったり、どぎつい色合いだったり、ザラザラした色合いになっているなら、「標準」ボタンを何度か長押ししてモードの設定を標準のフルカラーに切り替えると元に戻ります。
■ 夜空を見上げると映像がザラザラしている
これは故障ではありません。カメラのノイズが出ているだけです。特に暗い場所では MW10 がより明るく映像を映せるように自動的にカメラの感度を高くします。その影響でノイズが出てしまい映像が少しざらついた表示になるのです。このようなカメラのノイズはスマートフォンのカメラやデジタルカメラ、ビデオカメラ等の他のカメラ製品でも起こる現象で、MW10 特有の現象ではありません。